二次口蓋 口蓋の発達において、上顎ならびに下顎弓ができてしまってから(約胎生6週間)口蓋突起が上顎突起より柵状に生じてくる。そして正中線に向かって互いに接近し、8週目には癒合して二次口蓋を形成する。
二態咬合 上顎突起や幼児などでは、習慣的開閉運動の終末位が中心咬合と一致せず、別の咬合位を示すことがあり、このような場合を二態咬合という。
乳歯咬合期 上下顎の前後的位置関係が正常であっても、乳歯列弓の咬合に機能障害があれば、それがときとして形態的な顎間関係の不正へと発展していくことがある。下顎を側方に偏位させる原因としては上顎歯列弓の狭小(吸指癖)による乳犬歯、乳臼歯の咬頭干渉があり、これが交差咬合の成立に関与する。
乳歯の早期喪失 乳歯の早期喪失の害については不正咬合の原因の中で述べられているように、臨床上軽視できない問題である。永久歯の萌出までの長期にわたる無歯状態はこどもにとっても心理的に好ましいものではない。乳臼歯とくに第二乳臼歯の早期喪失は早期であればあるほど、その影響は大である。
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