予後の推定 診断時、治療計画を設定する際には、症例の治療完了時の結果について予後が良好か、不良かの見通しを行う。すなわち予後の推定を行う必要がある。
予測模型 ある不正咬合の治療に先立って、その口腔石膏模型上で矯正したい歯を一本一本分割して、それを希望する歯列形態および咬合状態に再排列させたものを診断用セットアップモデル(予測模型)という。
予防(不正咬合の予防) 不正咬合の原因やその発現様相は単一系で解明される場合は限られており、一般的には多数の要因が関与し、それらの因果関係には不明の部分が多い。そこで現実には本来の原因除去ではなく、初期の異常に対する早期の治療が不正咬合の予防処置と考えられている。
幼児型嚥下 授乳時にはピストン様の運動がみられる。授乳中に後方部で頬粘膜が上下顎歯肉堤の間に入り込んでくるが、舌の辺縁部によって押し返されることはない。舌の前方への突出に伴って、下顎はより前方位をとる。授乳動作中は、下顎頭は律動的に前後にすべるようである。舌背の中央部の外形線がくぼんでいるのに注意。
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